「生きること拷問」という無器用な男が、姉から託された甥っ子もまさかの同類で意気投合。ネガティブすぎる凸凹コンビは、稀代の悲観主義者(ペシミスト)、エミール・シオランが残した、人生を全否定する数々の言葉に触発され、なぜか生きる糧を見いだしていく…。 悲観主義の方はもちろん、生きにくさを抱える二人の奇妙な日常にほっこりしたい、傷ついた誰かに優しくしたい、されたい、最近お疲れの皆さまにも届けたい人間賛歌ドラマ。 大学の非常勤講師として働く昼間吉人(31)(岡山天音)は妊娠中の姉から甥っ子・幸太(10)を押し付けられ、預かることに。しかし間もなく、幸太が失踪。吉人はどうにか幸太を探し出すと、現実に切望し、意味ありげに「ここじゃないどこかに行きたい」という幸太に共感。二人の関係は深まり、共に吉人の専門である悲観主義(ペシミズム)を突き詰めていく。“人生を悲観しつつも、どこか楽しい”不思議な共同生活を送る二人。やがて、それぞれにとって最悪の悲劇が起こる。 今回は店長 和辻役のおいでやす小田さんがCAREANを着用しています。