ユニフォームの寿命はどれぐらい?長持ちさせるにはどうすればいい?
2023.05.24
ユニフォームを着用する場合、着用する人は自分で手入れをする必要があります。
仕事内容によってもユニフォームの汚れ方は違ってくるので、洗い方や手入れの方法も変わってきます。この記事ではユニフォームに合った洗い方をご紹介していきます!
ユニフォームの寿命の目安
長く着用できるような耐久性を持ったユニフォームでも寿命があります。とくにボトムスは座ったり立ったり、上物より動きがともなうので傷みが激しいです。
大切に使っていても、傷んでくるのは仕方ないこと。しかし職種やユニフォームの素材によって寿命は変わってきます。
ユニフォームの寿命の目安は、見た目から判断できます。よれやシミが目立ってきた、肘やおしり、首回りなど接触することが多い部分にてかりが出てきた、縫い目がほつれてきた、裾が擦れて生地の中の芯が見えてきた、などが挙げられます。
会社の規定にもよるので変えたくても変えられないことがあるかもしれませんが、上記のような異変が見られたら、新しいものに交換することをおすすめします。
ユニフォームの寿命を長持ちさせるには
ユニフォームは工夫次第で長持ちさせることができます。何もせず使っているだけでは古びていく一方。手元に支給されたときからのお手入れ次第で長持ち具合も変ってきます!
まず型崩れやよれを防ぐため厚手のハンガーを使用し、ポケットの中にあるものはなるべく全部出します。ハンガーにかけたら洋服ブラシを使い、汚れとほこりを落とします。とくに肩や襟元はほこりがつきやすいので丁寧にやることがポイントです。
また匂いやしわが目立ってきた場合は、しわ取り効果のある消臭スプレーを使います。毎日洗濯できないようなフォーマルなユニフォームでもキレイさを保てます。ウィルス等が気になる場合に、除菌効果のあるスプレーを使えば一石二鳥です。
洗濯表示を確認する
とくにフォーマルなユニフォームは、クリーニングに出さなければならないものが多くありましたが、近年では家で手軽に洗えるユニフォームが増えてきています。
ウール50%以上やシルク、レーヨンなどデリケートな生地は家で洗えたとしても、手洗いで洗った方が良いのか等見落とさないように注意しましょう。
前処理を行う
袖や襟、裾などはユニフォームの中でも汚れがつきやすい部分。これらは部分洗い用の洗剤、又は、洗剤の原液をつけて、少し置いておくかタオルなどで優しく押さえます。
ここで注意するのはフォーマルなユニフォームは中性洗剤やおしゃれ着用洗剤しか使えない場合もあり、強い洗剤を使うと変色や生地が傷む可能性があります。
お取り扱い上の注意表記をよく読んで、素材に合わせた方法で洗いましょう!
洗濯ネットに入れて洗う
1つ1つ分けて洗濯ネットに入れて洗うことで、洗濯によるダメージや型崩れを防げます。洗濯ネットに入れる手間を惜しまないようにしましょう。
ユニフォームの寿命を長持ちさせるためのお手入れ手順
ユニフォームはお手入れ方法によって長持ちさせることが可能です。丁寧に使うのはもちろんですが、洗い方も丁寧に行うことでより長く着用できます。
手洗い可能なユニフォームの場合
手洗いでも洗い方を間違えると、しわになったり傷んだりします。基本的には優しく扱うのを心がけましょう。
取り扱い表示に従って押し洗い
ボタンやファスナーなどは留めて、形を整えた状態で、激しく揉んだりこすったりしないようにします。あくまでユニフォームの型を、ある程度保った状態で優しく押し洗いします。
取り扱い表示に記されている温度も確認しましょう。塩素漂白剤や傾向漂白剤が入った洗剤は変色のおそれがあるので、使わないようにします。
洗剤を入れすぎると、この後のすすぎが大変なので、適量かちょっと薄いくらいの量の洗剤を使います。
すすぎ・脱水
新しい水で引き続き優しく押し洗いをします。泡がなくなるまで何度か繰り返します。
泡がなくなれば取り扱い表示で脱水可能と記されていれば、洗濯機の脱水が可能です。しかし、いつも通りの脱水をすると生地を傷めるので短い時間で済ませるのがおススメです。
洗濯機の脱水が使用できない場合はねじって絞らず、折りたたんで手で挟んで水をきります。どうしても水がきれない場合はタオルに包んで水気をとります。
日向干し・陰干し
洗い終わったらすぐに厚みのあるハンガーにかけます。型崩れを防ぎ、通気性がよくなるので早く乾きます。
しわを手で伸ばして干すとキレイに仕上がります。取り扱い表示に日向か日陰か干す場所も記載されているので、その通りに干します。
洗濯可能なユニフォームの場合
洗濯機は一見楽に思えますが、機械で洗うため手洗いより洗い方が激しく、気にするポイントが多いです。しかしクリーニング店に出すより時間も金銭面でも節約できるので、ぜひ家での洗濯をマスターしてみてください。
洗濯ネットを使用して洗濯洗い
洗濯ネットは必須です。大きな洗濯ネットに全部を一気に入れるのではなく、1つのネットに1つずつ入れます。
たとえばシャツ、ベスト、スカートがあれば3つの洗濯ネットが必要です。また他の洗濯物と一緒に洗わず、ユニフォーム単体で洗います。他の洗濯物と一緒に洗うと糸くずの付着や、色移りの原因となることもあります。
さらに洗濯ネットも厚手のものや、骨組みが入ったものだとよりユニフォームを衝撃から守ることができます。ボタンやファスナーがついていたら引っかからないようにするために留めておきましょう。
洗濯コースは手洗いやドライなど優しく洗えるコースを選びましょう。温度もぬるま湯か水を選ぶと良いです!
すすぎ・脱水
すすぎ・脱水も洗濯機で行っても問題ありません。しかし洗いから脱水まで自動的に一気にできる洗濯機は、放っておくと脱水で傷んでしまう可能性もあります。
脱水時間は一番短く設定し、終わったらすぐに取り出して干しましょう!脱水後しばらく放置すると、型崩れやしわの原因になります。
日向干し・陰干し
干し方は手洗いと同様です。スカートやスラックスは丸いハンガーで筒状にして干すことで、より早く乾きます。襟付きのシャツは上から3番目までのボタンを留めて、襟を立てて干すと襟の中側までしっかり乾かせます。
状況別!ユニフォームがきついときの対処法
何年もまったく体形が変わらない人は少ないです。一時的に変わることもよくあります。ユニフォームは身体にフィットするように作られていることが多いので、体形が変わってしまったときは、どのように対処したらよいのか解説します。
体重が増えた場合
年齢を重ねてくと基礎代謝が下がり、体重が増えやすくなります。極端に体重が増えたり、体形の変化に合わせて洋服選びを考えてみるのもよいかもしれません。
すぐにできる対策として、補正下着を身に着ける・ボトムスが入らないときは内臓脂肪が分散されるように仰向けになって履いてみる・ウエストが大きくなってしまった場合はゴムを伸ばす、などがあります。
バストがきつい場合
年々バストのサイズが変わることもあります。最初にユニフォームを選ぶ時点で少し余裕のあるサイズを選んでおくのがポイントです。
実はぴったりサイズで選んでしまうと、ちょっと分厚い下着を身に着けただけできつくなってしまうこともあります。冬だと下にヒートテックなどを着こむことも想定できので、最初の購入の時点で大きめを選ぶようにしましょう!
万が一途中でバストがきつくなってきたら、生地が薄い下着や小さく見える下着を身に着けると苦しさが紛れます。
妊娠している場合
妊娠してユニフォームがきつい場合は、いつ産休に入るかで対策も変わってきます。妊娠初期で産休に入るのであればマタニティ用のアジャスターバンドをつけるか、大きめのスカートで対応できます。
しかし臨月まで勤務するのであれば、そのままのユニフォームで働き続けるのは厳しい可能性があります。
マタニティ用のユニフォームもご用意がありますのでいつでもご相談ください!
お腹が大きくなってから慌てないようにするために、早めに上司へ相談しておくことも大切な1つかもしれません。
便秘でお腹がぽっこりしている場合
便秘は一時的なものが多いですが、わずかな時間でもお腹が張っている状態でユニフォームを着用するのは辛くなります。
ウエストが細いデザインの方は、腸が圧迫されてしまい、蠕動運動に悪影響を及ぼす可能性があります。そうなるとスムーズに消化ができなくなり便秘につながるので、便秘になりやすい方は普段のウエストのサイズに気を付けて決めましょう!
まとめ
ユニフォームは経年劣化や、自分の体形などさまざまな要因で寿命をむかえることがあります。
型崩れやよれ防止対策に加え、日常の汚れやほこりのケアといった日々の手入れが寿命を長持ちさせます。
洗濯する際は、洋服のタグに記載されているお取り扱い上の注意表記に従って洗うようにしましょう!
会社の方針で購入したユニフォームであれば、上記のようなお手入れを習慣にして、キレイに長持ちさせてみてはいかがでしょうか。
今回の記事を参考に、ご希望に寄り添ったご提案をさせて頂きますので、お気軽にカーシーカシマにご相談ください。