防寒対策はどうすればいい?ユニフォームを導入したい企業に向けて解説
2024.02.06
目次
ユニフォームを導入したい企業のなかには、寒い冬でも快適に作業できるように防寒対策をすべきか悩んでいるところもあるでしょう。防寒対策を施すには、環境に応じたグレードを考える必要があります。
そこで本記事では、ユニフォームの防寒対策の方法やおすすめの素材をご紹介します。防寒対策におすすめのユニフォームの選び方もお伝えするので、冬までにユニフォームの導入を検討している企業はぜひ参考にしてください。
ユニフォームの防寒対策
冬用のユニフォームを導入する場合、防寒対策が施されているかがポイントです。ここでは、ユニフォームの防寒対策について、軽防寒・通常防寒・極寒の3つのグレードに分けてご紹介します。
防寒着を着用する環境を考える
まずは、ユニフォームを着用する環境を考えましょう。屋外で作業する場合は、雨や雪にさらされる天候のなか、健康への悪影響や作業効率の悪化を考慮する必要があります。
ユニフォームを着る環境について考える際、気温や湿度、風速などを確認しましょう。風が強い場合や湿度が高い場合は、保温性だけではなく、防風性や防湿性に優れているかも重要です。
また、どれくらいの活動量なのかも考慮する必要があります。汗をかくほどの活動量を要する場合、待機時間に体が冷えて健康に影響するなどのリスクを考えて、体温を一定に保てる機能性も重視することが大切です。
環境に応じたグレードを考える
寒い地域といっても、比較的風による影響がないところや、大雨や大雪が降る頻度の多いところなどさまざまです。そのためユニフォームを着用する環境に合わせて、防寒着のグレードを決めましょう。
軽防寒・通常防寒・極寒の3つのグレードに分けて、ユニフォームの特徴やおすすめの環境などをご紹介します。天候や気温の変動が激しい場合は、複数の種類のユニフォームを使い分けることがおすすめです。
軽防寒
軽防寒のユニフォームは、生地が比較的薄めで、動きやすさを重視したものが多いです。屋内での作業時間が短い場合など、オールシーズン対応で採用する企業が多いです!
軽防寒タイプには、体にフィットしたジャケットや脱ぎ着しやすいベストがあります。雨に濡れたり汚れたりしても、洗濯機や乾燥機で回せるものがあり、分厚いユニフォームよりも手入れしやすいです。
また持ち運びが便利であるため、そのときの気温や天候に応じて脱ぎ着ができます。極寒地域で働く場合でも、春先の防寒に備えて軽防寒タイプのユニフォームを用意することもおすすめです。
通常防寒
通常防寒のユニフォームは、薄すぎず厚すぎない生地の防寒着が多いです。なかには、フードの取り付けができるものもあり、雨や雪が急に降っても、フードを取り付けて頭が濡れるのを防げます。
冬の寒さが目立つ地域では、通常防寒タイプのユニフォームを導入してみてはいかがでしょうか。寒い冬でも気温が変動しやすい地域があるため、通常防寒タイプよりも薄手のものや厚手のものなど、必要に応じて一緒に導入することがおすすめです。
極寒
極寒仕様のユニフォームは、通常防寒タイプよりも厚手で、防水性や防風性に優れているものが多いです。とくに、冬になると大雪が降る地域や、雪解けの時期が遅い地域などに適しています。
極寒タイプのユニフォームのなかには、フードを被ってマジックテープを顎下でとめておけるものがあります。強風が吹いても、フードが取れたり雪が顔に当たったりするのを防げるでしょう。
また、上下セットで販売されているものがあり、風や雨、雪などから全身を守ることが目的である場合におすすめです。上下ともに極寒タイプであれば、ズボンの裾から風が入ったり、すぐに体温が下がったりするのを防げるでしょう。
そのほかお役立ち情報
カーシーカシマでは、CARENの「PAT Heater」(パットヒーター)を搭載したユニフォームを扱っています。パットヒーターを背中や腰にあるポケットのなかに入れることで、作業中も快適に過ごせます。ユニフォームの防寒対策では、このようなヒートシステムの活用もおすすめです。
パットヒータの温度は、3段階で温度設定が可能!内ポケットにバッテリーを格納できるポケットがあるので、違和感なく着用が可能です。
防寒対策されたユニフォームの主な素材
防寒対策仕様のユニフォームを導入する際、どのような素材が使用されているか確認しましょう。ここでは、防寒対策されたユニフォームの主な素材4つと、各素材の特徴をご紹介します。
ポリエステル
ポリエステルは保温性に優れており、寒冷な環境で体温を維持するのにおすすめです。防寒ジャケット、アンダーウェア、フリースなど、さまざまな衣類に使用されています。ポリエステルは軽量であるため、厚手でなくても十分な保温性を実現でき、活動量が多い場合でも、衣類の重量に影響されることなく作業が可能です。
また、湿気をすばやく発散する特性もあり、汗をかいても湿気を逃がして快適さを維持できます。活動量が多いだけではなく、湿気が高い地域での作業が多い場合におすすめです。
ナイロン
コットンは、柔らかく肌触りがよい素材です。防寒対策されたユニフォームでは、肌に直接触れるもっとも内側にある層に使用されることが多いです。肌触りのよいユニフォームであれば、作業中も快適に過ごせるでしょう。
また通気性が高い素材なので、暑い気候で使用するユニフォームにもよく使われます。防寒対策されたユニフォームを導入する場合、コットンのみで作ったユニフォームよりも、ポリエステルやナイロンなどのほかの素材と組み合わせた防寒着が適しています。
ウール
ウールは、空気を含んだ繊維構造により体温を保持できる素材です。保温性に優れており、冷たい風や雨から体を守ることができます。吸湿性にも優れているため、湿度の高い環境で着用するユニフォームに適しています。汗をかいても吸収して体を乾燥させることで、作業中の不快な気持ちを軽減できるでしょう。
ウールは自然な抗菌性を持っているため、長時間の着用や汗による嫌なにおいを防げる点もメリットのひとつです。
防寒対策されたユニフォームの選び方
防寒対策のユニフォームを導入する際、作業環境や予算に適したものを選ぶことが大切です。ここでは、ユニフォームを選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
作業環境に合っているか
どのような環境で作業するのかによって、最適なユニフォームが異なります。屋外で作業する場合は、急な天候の変化に応じて、さまざまなリスクを考慮してシミュレーションすることが大切です。
たとえば、急に雨や雪が降ることを想定して、取り付けができるフード付きのユニフォームを導入したり、防水性に優れたユニフォームを取り入れたりするとよいでしょう。強風がよく吹く地域では、防風性に優れたユニフォームがおすすめです。
また屋外で作業する時間が短く活動量が多い場合は、汗をかいても湿気がこもらないように、薄手の防寒着を導入するとよいでしょう。軽量で小さく畳めて、移動する際も持ち運びやすいので、作業場所間との移動が多い場合に適しています。
汗をかく現場で着用するか
作業現場で汗をかく場合は、透湿性に優れたユニフォームがおすすめです。ユニフォーム内で発生した水分を外に逃がすことで、汗をかいても快適に作業を続行できます。
透湿性に優れていると、汗をかいて体が冷えてしまうという事態を避けられます。汗で体が冷えた場合、作業する前よりも寒く感じてしまい、防寒対策仕様のものでも逆効果となる恐れがあるでしょう。
保温性が高いか
大雪が降るほどの極寒地域では、汗をかくことがほとんどないので、透湿性よりも保温性を重視しましょう。保温性が高いユニフォームは、体温を維持する効果が期待できます。
保温性とともに、防風性に優れているかも着目してください。ユニフォーム内の熱を外に逃さず、風の影響を受けないようにすることで、屋外でも快適に作業ができる環境を実現します。保温性を確認する際には、使用している素材や何層になっているかをチェックしてみましょう。
価格はいくらか
防寒対策されたユニフォームを導入する場合、相場を確認したり予算を決めたりする必要があります。ユニフォームのグレードをどこまで上げられるか、人数分のユニフォームを用意するにはいくらかかるのか、などのポイントをチェックすることが大切です。
防寒対策のユニフォームは、5,000円前後のものから20,000円を超えるものまで種類もさまざまです。
予算が限られている場合は、過剰にグレードを上げすぎていないか、軽防寒のみでも問題ないかなどを考慮してみてはいかがでしょうか。予算を削減する際には、防寒対策を怠らないように注意しましょう。
この記事では、防寒対策におけるユニフォームの導入について解説しました。こちらでは、ユニフォームの導入に関心がある企業に向けて、ユニフォームのモデルチェンジがもたらす効果と最適なタイミングについて紹介しますので、あわせてご覧ください。
まとめ
防寒対策されたユニフォームを導入する際、作業する環境に応じたものを選ぶことが重要です。寒い地域といっても、軽防寒タイプのもので十分だったり、極寒仕様のものでなくては寒さを凌げなかったりする場合があります。
ユニフォームに使用する素材によって、防水性に優れているか、肌触りがよいかなど特徴が異なります。環境に合わせて選ぶだけではなく、保管方法やお手入れ方法が簡単であるかも確認しておきましょう。
作業中に汗をかく場合は、汗で体が冷えないように透湿性に優れているものがおすすめです。一方で汗をかかない場合は、ユニフォーム内の熱を外に逃さないように、保温性が高いものが適しています。
また、カーシーカシマでは、防寒対策されたユニフォームだけではなく、1年中着れるユニフォームを豊富に扱っています。ご希望に寄り添ったご提案をさせていただきますので、お気軽にカーシーカシマにご相談ください。