美容室の制服を決める際のポイントは?NGファッションや導入事例も紹介
2024.09.26
目次
v美容室では従業員が増えてくると、従業員同士の連帯感やお客様との識別性の向上のため、制服の導入を検討することがあります。
しかし、美容室で制服を導入しているところは多くはなく「どのように選んだらいいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、美容室の制服を決める際のポイントやNG例、実際の導入事例について詳しく解説します。美容室に制服を導入し統一感や社員の一体感を出したい、と考えている方は参考にしてみてください。
美容室の制服を決める際のポイント
美容院の制服を決める際には、主にデザイン・清潔感・動きやすさ・美容院の雰囲気に合っているかの4つのポイントに考慮することが大切です。以下では、美容室の制服を決める際のそれぞれのポイントについて解説します。
美容院のターゲット層に好まれるデザインにする
美容師のファッションや雰囲気はサロン全体のイメージを決めるため、美容院のターゲットに合ったデザインの制服を採用することをおすすめします。
たとえば、20代の若者をターゲットにした美容院であれば、トレンドを取り入れた流行デザインの制服が適しています。
年配向けの上品なイメージのサロンであれば、落ち着いたデザインのほうが好まれる傾向にあります。男性客にターゲットを絞った美容院であれば、無地のTシャツとパンツなどといったシンプルなデザインがおすすめです。
美容院に来るお客様は、美容師の髪型やファッションを参考にしていることもあります。美容師の髪型が引き立つような制服を選ぶことで、美容院全体のイメージ向上やリピートにもつながります。
清潔感を大事にする
美容師の制服は、清潔感が何より大切です。どんなにおしゃれな雰囲気であっても、汚れやシワがついていたり糸がほつれていたりすると、美容室全体のイメージダウンにつながってしまいます。
清潔感には「実際に汚れがついていないこと」「きちんと手入れがされていること」の2種類があります。
実際に汚れがついていないことに対して、美容師の場合、施術中にヘアカラー剤が服についてしまうことがあるため、洗いやすく汚れの落ちやすいものを選ぶのがポイントです。黒系やダーク系ならカラー剤がついても目立ちにくく安心です。
また、シワやよれがないようにアイロンがけをし、きちんと手入れをします。ただ制服にアイロンがけをするのは手間がかかるため、ノーアイロンでもシワがつきにくい素材にするなど、お手入れのしやすいものを選ぶことをおすすめします。
動きやすさを考慮する
美容師は基本的に立ったり動き回ったりしている時間が長いため、動きやすさも考慮することが大切です。サロンのイメージにあったおしゃれな制服であっても、動きにくいデザインやストレッチの効いていない素材だと作業効率も低下してしまいます。
とくに注意が必要なのは、袖口や腕回りです。袖口が広がったものや長すぎるものだと、施術に支障が出たりヘアカラー剤がついたりしてしまいます。
また、ドルマンスリーブなど腕部分にボリュームのある服は、施術中に服がお客様の頭や顔に触れてしまう可能性もあります。袖口をきちんと留められるものや、場合によっては半袖や七分袖を選ぶなど、働きやすさを考慮します。
美容室の雰囲気に合ったアイテムを選ぶ
美容師の服装は美容室全体の雰囲気に大きく影響するため、美容室のコンセプトに合った制服の採用をおすすめします。
たとえば、リラックスした空間で施術を受けてもらいたいというコンセプトであれば、派手な制服よりも落ち着いた色や柄の制服のほうが雰囲気を作りやすくなります。
若者をターゲットとして意識した美容室であれば、トレンドと取り入れた制服が店舗全体のファッション性をより高めてくれます。
美容室の雰囲気と美容師の制服が合っていないとちぐはぐな印象になり、お客様も落ち着いて施術を受けられません。まずは美容室全体の雰囲気やコンセプトをよく見極めたうえで、制服を決めるのがおすすめです。
美容師のNGファッションは?
美容師はほかの職業にくらべて服装が自由なイメージがあるかもしれませんが、立ち仕事や体を動かすことが多い職業のため不向きな服もあります。
まず、第一印象を損なわないためにも清潔感のない服装は避けた方がよいです。実際に汚れがついていることはもちろん、シワがついている、裾がほつれているといった点にも注意し、ダーク系のカラーなど、汚れがついても目立ちにくい服を選ぶのもおすすめです。
女性美容師の場合、短すぎるスカートやショートパンツ、高すぎるヒールは避けます。これらの服装は動きづらく施術に支障が出るだけでなく、人によってはマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
過度な露出は避け、立ったり座ったりといった動作がスムーズにおこなえる服を選ぶことが重要です。
また、アクセサリーのつけすぎにも注意が必要です。たとえば長すぎるネックレスをつけていると施術中にお客様の頭に触れてしまったり、指輪やブレスレットは髪の毛にひっかかったりすることがあります。
アクセサリーをつけたい場合は、施術に支障が出ないようにシンプルなもの、小ぶりなものを選ぶのがよいでしょう。
制服を導入した店舗の事例
以下では、実際に制服を導入している美容室を2つ紹介します。どちらの美容室も、実際に着る人のことを考えて動きやすく機能的な制服を導入しています。機能性だけでなく、第一印象もきちんとして見えるのでお客様からも好評です。
Livre(リーブル)
原宿にあるLivre(リーブル)は隠れ家をコンセプトにしたサロンで、落ち着いた雰囲気の中でマンツーマンの施術を受けられる点が特徴です。
Livre(リーブル)では「どこでもスーツ」というジャケットとパンツスタイルの制服を導入しています。ジャケットスタイルながらストレッチが効いていて動きやすく、きちんとした印象があるのでどんな年代の方にも好評です。
「どこでもスーツ」に帽子やアクセサリーを取り入れたり、スニーカーを合わせたりしてスタイリングの幅を広げることで、統一感を出しつつもそれぞれの美容師の個性も出せる制服となっています。
QB PREMIUM
QB PREMIUMは、日本全国でヘアカット専門店QB HOUSEを運営しているQBグループが展開する新業態で、QB HOUSEよりもより上質なサービスを提供する店舗です。
QB PREMIUMでは、QB HOUSEとは異なるジャケットとパンツスタイルの制服を採用しています。WWSというメーカーの制服を採用し、軽くて動きやすい、汚れてもすぐに洗濯できるといったメリットから導入が決まりました。
さらに、お客様が鏡でヘアスタイルを確認しやすいように黒色は避け、コーポレートカラーにも近いネイビーを採用しました。ネイビーは美容師の顔も明るく見えるため、第一印象の向上にもつながっています。
こちらの記事では、制服をモデルチェンジした際の効果について解説しています。タイミングやポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
美容室では美容師の第一印象や雰囲気がとても重要になるため、制服を導入する際は美容室のコンセプトにあったものを選ぶことが大切です。
また、美容師は立ち仕事や動き回ることも多いため、動きやすさや手入れのしやすさも考慮する必要があります。
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