洋服のリサイクルとアップサイクル
2022.01.06
■リサイクルにはいろいろあるらしい。
着なくなった服は、資源ゴミに出したり、着てくれる友達に譲ったり。
捨てるのではなく、別のかたちで役に立つように気をつけて生活されている方は多いと思います。
じつは、リサイクルには「リサイクル」「アップサイクル」「ダウンサイクル」という3つの種類があります。
使わなくなったものを、もう一度同じものに生まれ変わらせるのは「リサイクル」。
ペットボトルが回収され、もう一度プラスチック製品に加工されているのは「リサイクル」です。
もう一つは「ダウンサイクル」。
捨てるくらいなら何かに使おうと、今までより価値は下がるけれど、別の使い方をする方法。
給食の食べ残しをブタに食べてもらったり、廃棄衣料をほぐして、緩衝材などに加工するのも「ダウンサイクル」です。
これから注目したいのは「アップサイクル」。
もともとの形状や特徴などを活かしながら、デザインやアイディアを加えることで、新たな価値を加え、アップグレードして生まれ変わらせる、サステナブルな方法です。
耐用年数を越えたソーラーパネルを テーブルとして利用したり、トラック のホロをカバンに作り変えたり。 アップサイクルはさまざまな業界で注目されています。
■アップサイクルで長く愛用したい。
「ダウンサイクル」は、捨ててしまうよりよいのですが、例えばタオルから雑巾を作るように、価値や質が下がり、いずれはゴミとなってしまうので、資源として循環させることはできません。
一方「アップサイクル」は、そのままの形を活かして加工するため、地球への負荷が少なくてすみますし、新たな価値が加わるので、長く愛用できるという利点があります。
「リサイクル」するのは素晴らしいことですが、原料や素材に加工するために、さまざまなエネルギーを使用し、地球に負荷をかけるのが難点です。
■KARSEEのアップサイクルチャレンジ!
今までよりもステキに変身させて、価値をアップする「アップサイクル」にKARSEEもチャレンジしています。
KARSEEでは、ユニフォームの販売のほかに、ユニフォームレンタルも行なっており、レンタルが終わると回収しています。
昨年は、レンタルが終わった白いシャツを分解し、アート作品を作って、オフィスに展示しました。
分解したさまざまな形の布を4〜5枚組み合わせて、三角形のパーツを数十個つくり、三角形のパーツを組み合わせオブジェが誕生しました。
天井から床まである作品はアーティスティックで、まさかシャツからできているなんて驚きでした。
作品を制作したアーティストはロンドンを拠点に活躍しているLEMIE.さん。
LVMHとロンドン藝大が主催している、サステナブルアートアワードにノミネートされた若手アーティストです。
環境と共存していく新しい時代に向かって、KARSEEも取り組んで参ります。