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ホテルブランディング成功のポイントとは?ブランド価値を高める方法をご紹介!

2024.11.01

 

自社ホテルを選んでもらうためには、どのようにホテルブランディングすればいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ホテルブランディングといっても、なにからはじめたらよいのかわからない方も多いでしょう。

この記事では、ホテルブランディングの重要性や流れ、成功のコツを紹介します。ホテルブランディングについてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ホテルブランディングとは?

ホテルブランディングとは、多くの人に自社ホテルのイメージを知ってもらい、ほかのホテルと差別化する施策や行動を指します。たとえば、ホテルのイメージに合った内装や雰囲気をつくることがホテルブランディングにあたります。

また、ホテルのロゴ、建物のデザイン、サービス内容、宿泊プランの名前などもブランディングの一部です。さらに、SNSなどのインターネットを使用した情報発信も重要な要素です。

このように、ホテルブランディングはさまざまな要素で成り立っています。ホテルブランディングを成功させるには、ホテルの魅力を伝えて興味をもってもらう必要があります。

ホテルブランディングの重要性

ホテルブランディングは、ホテルを成功させるための重要な要素です。ホテルブランディングの重要性は、おもに以下の3つです。

●他社との差別化
●売上の向上・安定化
●インバウンド対策

ホテルや旅館などの宿泊施設は多くあるため、顧客から選んでもらうには、他社との差別化が重要になります。これにより、自社ならではのよさに魅力を感じた顧客が宿泊してくれるでしょう。

次に、ホテルブランディングを行うことで信頼を生み、リピーターを増やせるため、売上の向上や安定化につながります。顧客は一度満足のいく体験をすると、また同じホテルを選ぶ傾向にあります。

さらに、口コミやSNSを通じてブランドの評判が広まれば、新規顧客の獲得にもつながります。これにより、ブランドの持つ信頼性が長期的な売上向上につながるでしょう。

最後に「インバウンド対策」です。インバウンド対策とは、訪日する外国人観光客に対して、日本のサービスによって快適に過ごしてもらうための施策です。近年では、海外からの観光客が増えており、日本人よりも長くホテルに滞在する傾向があります。

外国人観光客が見知らぬ土地で宿泊施設を選ぶ際の基準は、ブランドの信頼性や評価です。

また、外国語対応や文化的な配慮などを行うことで、海外からの集客力を強化することが可能です。これにより、競争力を高め、安定した集客を実現できます。

海外の顧客が自社ホテルを利用すれば、大きな利益をもたらしてくれます。ただし、日本人とはホテルに求めるニーズが異なるため、その違いを考慮したホテルブランディングをする必要があるでしょう。

ホテルブランディング戦略の流れ

実際にホテルブランディングをするためには、何をすればよいのでしょうか。ホテルブランディング戦略の流れは以下のとおりです。

●コンセプトとターゲットを明確にする
●自社の独自の特徴や強みを把握する
●固まったイメージを形にしていく
●ホテルのストーリーを伝える
●インターネットを活用する
●顧客からのフィードバックを適切に管理する

ここでは、ホテルブランディング戦略の流れを具体的に解説します。

コンセプトとターゲットを明確にする

ブランディングには、まずどのような人をターゲットとするのかを決め、それをもとにコンセプトを決めます。

性別や年齢はもちろん、家族構成や年収など、どんな客層に利用してほしいのかを細かくイメージする必要があります。また、コンセプトは、可能なかぎり細かく決めるのがコツです。

さらに、ターゲットに合った宿泊体験を提供するために、顧客の趣味やライフスタイルにも目を向けることが大切です。たとえば、ビジネス客をターゲットにするなら、機能的なワークスペースや高速インターネット環境を整えることが重要です。

一方、家族連れをターゲットにする場合は、広い部屋やキッズ向けのアメニティが求められます。ターゲットに合ったサービスや設備を提供することで、顧客満足度が高まり、リピート利用にもつながります。

ターゲットを決める際には、自社ホテルがどのような人に求められているのかをアンケートやインターネットで調査することがおすすめです。また、自社ホテルが提供しているサービスなどと顧客のニーズが合っているのかも調査するとよいでしょう。

自社の独自の特徴や強みを把握する

自社の特徴や強みをしっかりと把握するのは重要なポイントです。競合他社との差別化を図るためには、自社が提供できる特別な価値や体験を理解し、それを効果的に伝える必要があります。

たとえば、立地、施設のデザイン、提供するサービス、スタッフのホスピタリティなど、ほかのホテルにはない魅力を洗い出しましょう。分析には、アンケートやインターネットはもちろん、3C分析やSWOT分析といったフレームワークを活用するとよいでしょう。

さらに、自社の強みを把握するためには、顧客のフィードバックを積極的に収集し、そのなかから自社が評価されている点を特定することが効果的です。リピーターや高評価のレビューから、自社の価値を再確認できることも多く、これらのデータをもとに、ほかのホテルとは異なる独自の価値を強調することで、さらに差別化が進むでしょう。

また、自社だけでなく、競合他社の強みや弱みを分析することで、優れている部分をより明確にできます。

固まったイメージを形にしていく

ブランドイメージが固まったら、視覚化していきましょう。たとえば、ブランドイメージのロゴ、アイコンやホームページ、キャッチコピーなどを作成します。色や文字フォントはブランドイメージにそったものを選びましょう。

ホテルブランディングにおいて、ロゴやホームページなどは、ブランドイメージを伝えるための重要な手段です。

ロゴやデザインは、単に美しいだけでなく、ブランドのイメージを視覚的に表現する必要があります。たとえば、高級感を打ち出したいなら、シンプルで洗練されたデザインを選び、色使いはゴールドやダークカラーなど、ラグジュアリーを感じさせるものがよいでしょう。

一方、家族向けの温かみのあるホテルであれば、明るい色や柔らかいフォントを使用し、親しみやすさを強調することが重要です。また、すべてのデザインが統一されていることで、顧客に強い印象を与え、ブランド認知を高める効果があります。

加えて、ホテル内のインテリアや案内表示、スタッフの制服に至るまで、ブランドイメージを反映したデザインを統一することで、顧客に一貫性のある体験を提供できます。これにより、ホテルのブランドが顧客にとって忘れられないものとなり、リピーターの増加や口コミ効果の向上が期待できます。

ホテルのストーリーを伝える

ホテルの歴史や背景、スタッフの物語などを伝えることで、親近感や信頼感を与えるでしょう。顧客の心をつかむと、ホテルに出向いてくれる可能性が高くなります。たとえば、家族経営の温かみを強みとするホテルや、地域の文化や伝統を大切にするホテルなど、成功した例が多くあります。

顧客の記憶に残りやすく、ブランドイメージを強固なものへと導いてくれるでしょう。

ホテルのストーリーを伝える際には、単なる事実の羅列ではなく、顧客が共感しやすい物語性を持たせることが大切です。たとえば、ホテル創業者の夢や、苦労の末に築き上げた成功の背景、長年愛され続ける理由など、感情に訴えるエピソードを交えることで、心の距離が縮まります。

また、地域に根ざしたホテルであれば、その土地の伝統や文化と関連するストーリーを伝えることで、地域とホテルが一体となった独自の価値を強調できます。

ストーリーを発信することにより、顧客とのつながりが深まり、ほかのホテルにはない魅力を感じてもらえるでしょう。

インターネットを活用する

現代では、ほとんどの方がインターネットを使用します。ブランディングには、おもに以下の方法があります。

●ソーシャルメディア
●コンテンツマーケティング

まず、ソーシャルメディアは、ホテルの認知度を高め、顧客との直接的なコミュニケーションを可能にする有力なツールです。とくにInstagramやX、Facebookは多くの方に利用されているプラットフォームです。

ソーシャルメディアを通じてホテルのイベントを視覚的に伝えたり、スタッフを写真つきで紹介したりなど、さまざまな投稿で顧客に認知してもらえるでしょう。

ソーシャルメディアでは、顧客からフィードバックやコメントを得られ、リアルタイムで応答することができるため、信頼関係が築かれやすくなります。また、効果的なハッシュタグや地元のインフルエンサーと連携することで、ホテルの認知度をいっそう高めることが可能です。

また、コンテンツマーケティングは、顧客に価値ある情報を提供することで、ブランドの信頼性や専門性が高められます。ブログ記事や電子書籍などのコンテンツを通して、顧客の関心をひきつつ、自社ホテルのサービスや特徴を効果的に伝えられるでしょう。

顧客からのフィードバックを重視する

ホテルブランディングしていくなかで、顧客からフィードバックをもらうのは大切です。サービスが常に顧客を満足させ続けているか確認し、改善点があれば素早く対応しましょう。問題点を迅速に解消していけば、顧客の満足度も次第にあがっていくでしょう。

また、フィードバックを受けるだけでなく、それに対してどう対応したかを顧客に伝えることも重要です。たとえば、オンラインレビューやアンケートに対して返信を行うことで、顧客は自分の意見が尊重されていると感じ、信頼感が向上します。

さらに、定期的なフィードバックの分析を通じて、課題を見つけ出し、長期的な改善策を立てられます。これにより、顧客の期待に先回りして対応できる体制が整い、ホテル全体の品質が向上します。

顧客とのコミュニケーションを積極的に行うことで、ブランドイメージをよりよいものにしていくことができ、リピーターや口コミの拡散にもつながるでしょう。

成功するホテルブランディングのポイント

ホテルブランディングを成功させるには、いくつかポイントがあります。しっかりとポイントを押さえて、ホテルブランディングを成功へと導きましょう。

ブランドは社員によってつくられることを理解する

ホテルブランドをつくりあげていくのは社員であり、会社ではありません。会社はコンセプトやロゴを考えますが、実際にサービスを提供するのは社員です。だからこそ、ブランディングの重要性を社員にしっかり共有する必要があります。

経営陣がブランディングについて熱意を持って伝えると、社員はその意味を理解し、実際の行動に移せます。社員がブランディングにもとづいたサービスを提供することで、顧客へブランドイメージが浸透するでしょう。

もちろん、ターゲットやブランディングについて決めるのはホテルの経営陣です。しかし、顧客に直接接客するのは社員であり、社員がいるからこそホテルを経営できる点を理解しておきましょう。

サービスや接客を重視する

ホテルを利用する際、客室のキレイさや見た目のオシャレ感だけでなく、接客やサービスにも注目しています。もちろん、キレイで統一感のあるホテルの外観や客室も大切ですが、顧客が宿泊中に得た体験はとても重要です。

そのため、サービスや接客などによって、コンセプトやメッセージが体現されている必要があります。しっかりと顧客に対して体現できていれば、信頼につながりブランドが確立されていくでしょう。

料金設定を理解する

ブランディングが確立しているホテルは、宿泊料が多少高額であっても顧客が絶えません。部屋や料理といった他社が真似できるような部分で差別化をした場合、失敗してしまうケースがあります。

ただ料金を安くするのではなく、サービスや商品価値をふまえた上で適切な料金設定をしましょう。

ホテルの料金は、競合とどの領域で差別化できているかという点を理解する必要があります。他社にはない、替えのきかない自社ならではのサービスを顧客にアピールすることが大切です。

ホテルブランディングにおける制服の役割

ホテルの制服は、社員が仕事をする際に身に着ける服です。制服は、ホテルのブランドイメージを反映しているため、ホテルブランディングにおいて重要な役割を果たします。しっかりと制服の役割を理解し、コンセプトが決まった時点で制服の検討を始めることをお勧めします。ホテルブランディングに役立てましょう。

ホテルのイメージを体現する

ホテルの制服は、そのホテルの顔です。制服にはブランドのイメージが込められており、ホテルの品格や個性を示す重要な役割があります。

お客さんがホテルへ入って最初に立ち寄るのは、制服を着用した社員のいるフロントです。そのため、制服がホテルのイメージを印象つける大切な要因のひとつになります。

チームとしての一体感を提供

一貫性のある制服のデザインは、一体感をもたらしてくれます。制服を着るとスタッフ同士の連帯感が生まれ、チームワークの向上にもつながります。

また、制服をそろえることで、ホテルへ訪れたお客さんはスタッフにプロフェッショナルさを感じ、ホテル全体の一体感を感じられるでしょう。

スタッフのモチベーションを向上させる

ホテルの制服は、スタッフのモチベーションをあげてくれます。モチベーションの向上は、質の高いサービスの提供につながるため、制服はホテルにとって重要な役割を担っています。

また、ユニフォームには、仕事モードとプライベートモードのオン・オフを区別する役割もあります。生活にメリハリをつけられるため、仕事の効率も上がるでしょう。

サイズのあった制服や着心地、通気性や柔軟性にすぐれた制服は、スタッフが快適に動けるため、接客中もストレスなく業務に集中できます。

カーシーカシマでは、ストレスなく着用できる制服を提供しています。仕事の効率があがったり、サービス品質が向上したりなど、さまざまなメリットが体感できるでしょう。

ユニークなデザインで差別化を図る

ユニークなデザインの制服は、ホテルの個性を作り、差別化を図れます。ホテルのブランディングを強化するためには制服が重要であり、既存のブランドを時代の変化や顧客に合わせて変える手段として、制服変更を検討するのもよいでしょう。

カーシーカシマでは、オリジナルデザインの制服を提供しています。ホテルブランディングの一歩を、オンリーワンのユニフォームで叶えます。

導入事例として、世界的に最先端の乳幼児教育手法である「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れた、日本最大級のアトリエを備えるホテルがあります。このホテルでは、壁や窓に思いっきり表現ができる楽しい客室での体験を通じて、子どもたちの創造力を育む滞在を目指しています。

ホテルでありながらアトリエとしての役割も果たしているため、カジュアルすぎず、フォーマルすぎないデザインが採用されました。優しく爽やかな印象をあたえるペールブルーのシャツに、ベージュ色のパンツで統一しています。

また、デザイン性だけでなく、動きやすさといった機能面も重視されています。シャツは軽い素材で、上下ともゆったりしたデザインになっているため、動きやすいことも特徴です。

 

こちらでは、今回紹介したオリジナルユニフォームの詳細や、実際に着用されている皆様のお声を掲載しています。ぜひ一度ご覧ください。

まとめ

ホテルブランディングは、顧客に強い印象を与え、重要性はますます増しています。成功には、従業員の役割、顧客サービス、料金設定などを理解することが大切です。また、ブランディングの流れを理解し、ソーシャルメディアやコンテンツマーケティングを駆使して、幅広い顧客層にアプローチすることも重要です。

ホテルブランディングでは、制服も重要な役割を果たします。カーシーカシマでは、企業様の声をカタチに制服選びのお手伝いをさせていただき、誰もが自分らしく、その企業らしく、一人ひとりがイキイキと働けることをコンセプトに制服を提供しております。

ご希望に寄り添ったご提案をさせて頂きますので、お気軽にカーシーカシマにご相談ください。

 

こちらでは、銀座のホテルでの導入事例を紹介しています。カジュアルでありながらモダン、さらにサスティナブルを意識した制服は、先進的なホテルのムードをさらに高めてくれるでしょう。ぜひ一度ご覧ください。

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