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廃棄される運命にあったものを新たな価値のあるものへ

2022.04.10

 

持続可能な社会の実現に向け、モノを作るメーカーとして、未来について考え、
循環型社会の構築を目指す取り組み「Think Lab 0プロジェクト」の一環として、
アップサイクルをスタートしました。

 

 

■私たちが抱える環境問題

 

なるべく長く着用できるよう耐久性を追求し、素材を開発してきたユニフォームでさえも、最終的には劣化してしまい、着られなくなってしまった服は燃やしていました。

それにより、CO2を排出してしまっていた現状。そのような問題に向き合い、廃棄0を目指す取り組みを考え、辿り着いた“アップサイクル”。

 

 

限りある資源をどう使うのか。
服を作る過程で必ず出てしまう、裁断クズや残布を捨てないためにはどうしたら良いのか。

そんな「廃棄を0にしたい」という想いから、
自分たちに何ができるかを考え、捨てるはずだったものに新たな価値を生み出すアップサイクルに、“PANECO®”、“NUNOUS®”と共に取り組みを始めました。

 

 

■PANECO®

循環型社会の構築を目指す取り組みの一環として、 サステナブル素材開発を進めている企業、株式会社ワークスタジオ(PANECO®)をパートナーにアップサイクル。
ユーザー様から回収したユニフォームや製造過程に生じる裁断くずからボタンやファスナーを取り外して粉砕し、圧縮成形。 PANECO®は木材のような強度がある為、コースターやサインプレート、ハンガー、植木鉢などのインテリアアイテムに生まれ変わります。 また、廃繊維が90%以上含まれている為、原料となる繊維により色や風合いが異なるのも特徴です。

 

 

■NUNOUS®

「見えない廃棄物」を「美しく見える化」して新しい布の可能性を社会に広めて行くことを 目指す企業、セイショク株式会社(NUNOUS®)をパートナーに、 廃番になり処分される運命にあった布を新たな価値のあるものへアップサイクル。
何百枚もの布とサトウキビ由来の樹脂シートを重ね合わせ、圧着してできた布の塊(ストーン)は、好きな厚さにスライスし、アートボードや名刺入れ等、新たなものに生まれ変わります。
スライスした部分によって素材の表情が異なり、ひとつとして同じものがないことが特徴です。

 

 

■アップサイクルとは?

 

捨てられるはずだった廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しいものにアップグレードして生まれ変わらせること。

3R(リデュース、リユース、リサイクル)に次ぐ、新しい資源の活用方法として注目されています。

 

本来であれば、捨てることもアップサイクルすることもなく、永久的に使えることが一番のサスティナブル。
又、無駄な生産をしないことが第一優先です。
しかし、アパレル業界では、どうしても作る過程で出てしまった裁断クズや着用して劣化してしまった服という廃棄物は出てしまいます。

 

燃やしてCO2を出さないために。
限りある資源を大切に使うために。

 

循環型社会の実現に向けて、鍵となるものが”アップサイクル”です。

 

 

 

■KARSEEでのアップサイクルの具体例

 

用途に応じて、溶かしたり、分解したり、粉砕や圧着を行い、
オフィス環境のインテリア、ビジネスシーンで使用できるウォレットや名刺入れ、服から服等、
サスティナビリティをいつも身近に感じられるコミュニケションツールへと生まれ変わります。

 

【ブックカバー】

 

 

【名刺入れ、しおり】

 

 

【アートボード】

 

 

【ハンガー】

 

 

【社章などのインテリア】

 

 

 

製造過程に生じる端材など、廃棄処分となる運命にあった衣料をアップサイクルさせ、

身近なものに生まれ変わらせることで、環境負荷を削減し循環型社会に貢献することを目指しています。

 

持続可能な社会への思いを近くで感じるきっかけになったら幸いです。

 

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